ネット上の掲示板や知恵袋などでは、教育大学特有の固定観念から生じるいくつかの誤解が独り歩きしています。現場の取材データに基づいて、これらの真相を是正します。
第一の誤解は、「教育大学に入学したら教員以外の道が閉ざされる」という言説です。前述の通り、教育協働学科は明確に一般社会での活躍を視野に入れたカリキュラムを展開しており、教員養成課程の学生であっても途中で一般就職にシフトすることは制度的・実践的にも十分可能です。教育を通じて培われるコミュニケーション能力や課題解決力は、どの産業界でも必須のスキルセットだからです。
第二の誤解は、「教員人気低下に伴い大学の価値が下がっているのではないか」という懸念です。確かに全国的な教員不足や働き方改革が社会問題化していますが、大阪教育大学はこの課題に先手を打ち、ICT教育環境の刷新(GIGAスクール構想対応)や、学校現場の負担を軽減する「チーム学校」のリーダー育成に力を入れています。
ここで知っておくべきは、国立大学法人大阪教育大学の沿革と歴史です。1874(明治7)年創設の「大阪府師範学校」を源流とし、1949年の新制大学発足を経て発展してきた歴史は、関西の教育界において圧倒的な同窓ネットワーク(天遊会など)を築き上げています。この強固な人的基盤があるからこそ、採用現場での信頼は揺るぎません。