現在の金沢おでんシーンは、かつてないほどの過熱状態が続いている。予約なしで夕方18時以降にふらりと訪れても、人気店では2〜3時間待ちは当たり前、あるいは「本日の出汁完売」の看板に直面することになる。スマートに楽しむためには事前の戦略が不可欠だ。
狙い目は「平日の15時〜16時半」というアイドルタイム。黒百合のように通し営業を行っている駅周辺の名店や、繁華街の老舗では、この時間帯なら並ばずに入れる確率が跳ね上がる。また、事前予約を受け付けている「赤玉本店」などは、旅行日程が決まった瞬間にWEBや電話で席を押さえるのが鉄則だ。
さらに、地元住民が密かに通う穴場を狙う手もある。金沢おでん振興会に加盟している郊外の住宅街に佇む居酒屋や、カウンター数席のみの路地裏酒場に目を向ければ、長蛇の列を避けて極上の出汁とローカルな触れ合いを心ゆくまで堪能できる。