ハンセンを語る上で欠かせないのが、盟友ブルーザー・ブロディとの関係だ。テキサス時代からの戦友である二人が組んだ「ミラクル・パワー・コンビ」は、プロレス史上最強のタッグチームとしてファンの脳裏に刻まれている。
二人のファイトスタイルは対照的だった。直情径行で突進するハンセンと、知性的でありながらリング上では狂気を演じるブロディ。互いをプロとしてリスペクトし合い、時には激しく意見をぶつけ合いながらも、タッグを組めば誰にも止められない圧倒的な破壊力を見せつけた。ブロディの急逝後も、ハンセンは友の誇りを胸にリングへ上がり続け、その記憶をファンと共に守り抜いた。