しかし、後藤家の歩んだ道のりは決して平坦なものではありませんでした。父親を早くに亡くしていた後藤家において、時子さんは女手一つで4人の子供たちを育て上げなければなりませんでした。特に、後に芸能界入りし、様々な苦悩や曲折を経験することとなる弟・後藤祐樹さんに対する母の葛藤と深い愛情は、言葉では言い表せないほど深いものでした。
家族が世間の風評やさまざまな試練に晒される中、時子さんは決して逃げ出すことなく、母親としてすべてを受け止めようと必死に戦い続けました。どんなに厳しい状況に直面しても、子供たちへの愛を捨てることはなかったのです。世間からの厳しい視線に晒される弟を包み込み、家族の絆が壊れないよう必死につなぎ止めた時子さんの強さは、後藤家の歴史における真の救いでした。