物語の本編および外伝作品を振り返ると、まどマギにおけるワルプルギスの夜の倒し方は極めて限定的です。本編世界線において単独撃破に成功したのは、全宇宙の因果を背負い神となったアルティメットまどかの規格外の一撃のみでした。あるいは『ポータブル』等の派生ルートに見られるように、巴マミ、美樹さやか、佐倉杏子、ほむら、まどかの5人が誰一人欠けることなく生存し、完璧な連携攻撃を仕掛けることで辛うじて退けるシナリオが存在する程度です。
また、この圧倒的な絶望感と強大さは、サブカルチャー領域における金字塔となったパチスロ分野にも色濃く受け継がれています。まどマギのスロットにおけるワルプルギスの夜バトルは、継続率50%〜80%のループ型ART上乗せ特化ゾーンとして搭載され、原作アニメさながらの緊迫した攻防演出がプレイヤーを熱狂させました。
「ビル投げ攻撃に耐えられるか」「ほむらが立ち上がれるか」というパチスロ演出のドラマ性は、原作で描かれたほむらの孤独な死闘の過酷さを追体験させ、作品の知名度をアニメファン以外の層へも大きく広げる契機となりました。