現場スタッフが息を呑んだのは、カメラの前に立った池田レイラが見せた一瞬のアンニュイな表情だったという。バラエティで見せる弾けるような笑顔から一転、柔らかな自然光が差し込むスタジオの片隅で、彼女はふと憂いを帯びた視線をレンズに向けた。その場にいた誰もが、お笑い芸人というフレームを超えた表現者の誕生を確信した瞬間だった。
今回のアプローチでは、飾らないナチュラルなルームウェアから、女性らしいシルエットを際立たせるスタイリングまで多彩なカットが試みられた。撮影秘話として明かされたのは、ポージングの指示を細かく出す必要がほとんどなかったという事実だ。女子大生としての日々で培われた自己プロデュース能力が、カメラの前で自然と立ち振る舞いに昇華されていたのである。誌面には収まりきらなかった未公開カットには、ふとした瞬間にこぼれ落ちる大人の色気と、少女特有の無邪気さが絶妙なバランスで同居している。