教育改革の波が押し寄せる中、同校が導入した「未来志向プロジェクト」が話題だ。これは数学や理科、社会といった従来の教科の壁を取り払い、一つのテーマについて多角的にアプローチする試みである。例えば、気候変動が地元のミカン農家に与える影響を、データ分析とフィールドワークの両面から検証する授業が行われている。
生徒たちは単に教科書を読むのではない。タブレットを片手に農家へ赴き、生の声を聞き取り、自分たちで仮説を立てる。この泥臭くも知的なプロセスこそが、学びの本質だろう。単なる知識の暗記はAIに任せればいい。人間にしかできない問いの立て方を、彼らは日々実践している。