バスケファンのみならず、一般のネットスラングやパロディとしても定着している「バスケがしたいです」。このセリフの元ネタとなった決定的な場面は、物語の序盤に起きた「体育館乱闘事件」のクライマックスに位置します。
バスケ部を逆恨みし、暴力によって部を活動停止処分に追い込もうとした三井寿。血と汗にまみれた暴力劇の最中、体育館の扉を開けて現れたのは、白髪の恩師・安西光義監督でした。
「おお…三井寿君…」と穏やかに呼びかけられた瞬間、三井の張り詰めていた威勢は一瞬にして霧散します。中学時代、諦めかけた試合を救ってくれた「最後まで…希望をすてちゃいかん あきらめたら そこで試合終了だよ」という安西先生の言葉と、全国制覇を誓ったあの日々の記憶が一気にフラッシュバック。膝から崩れ落ち、ボロボロと大粒の涙を流しながら絞り出したのが、偽らざる本心である「安西先生……!! バスケがしたいです……」でした。