ネット上のQ&A掲示板やゴルフ談義において、「初心者はとにかく走ってボールを打て」「上手い人はプレーが早い」といった言説が散見されますが、これは半分正しく、半分は現場の実態を誤解したものです。
誤解①:走ればプレーは速くなる?
焦って走ると心拍数が上がり、呼吸が乱れた状態でアドレスに入るため、トップやシャンク、OBなどのミスショットを誘発します。ボールを遠くへ曲げれば、探す時間と打ち直しの手間が増え、かえって進行は遅れます。プレーファストの本質は「走ること」ではなく「次の行動を先回りして歩く歩数を減らすこと」にあります。
誤解②:シングルや上級者は全員プレーが早い?
決してそうとは限りません。ハンディキャップが一桁の上級者であっても、風の読みやクラブ選択に時間をかけすぎたり、アドレスに入ってからのワッグルが長すぎる「隠れスロープレーヤー」は存在します。逆に、スコア120前後の初心者であっても、常に予備のクラブを3本抱えて素早くボール地点へ向かうゴルファーは、組全体の進行を一切滞らせません。
誤解③:昼休憩が長いのはゴルフ場の嫌がらせ?
週末に昼休憩が1時間30分近く設定されると不満の声が上がりますが、これはコース内の渋滞を解消するための「調整弁」として機能しています。前半で遅れた組の間隔をリセットし、後半のスタート間隔を均等に整えるための運用措置です。