福岡大ワンゲル部ヒグマ事件の真相と教訓|奪われた荷物と手帳が語る悲劇

福岡大ワンゲル部ヒグマ事件の真相と教訓|奪われた荷物と手帳が語る悲劇

福岡大ワンゲル部ヒグマ事件の真相と教訓|奪われた荷物と手帳が語る悲劇を徹底追究! 知っておきたい 重要ポイントを凝縮して配信します。

1970年7月12日、福岡大学ワンダーフォーゲル同好会の部員5名(リーダー:竹末一彦さん・当時20歳、ほか4名)は、日高山脈の南北縦走を目指して入山しました。順調に日程を消化し、主峰の一つであるカムイエクウチカウシ山(標高1,979m)の九の沢カールにテントを設営した7月25日夕刻、運命の歯車が狂い始めます。

テントの外に突如現れたのは、1頭の若い雌のヒグマでした。当初、クマは人間に対する警戒心を見せず、テントからわずか数メートルの距離まで接近。学生たちはラジオの音量を上げたり、鍋や食器を打ち鳴らしたりして追い払おうと試みましたが、クマは動じることなく周囲を徘徊し続けました。

この出会いこそが、数日間にわたる悪夢のような逃走劇と、凄惨な襲撃事件のプロローグでした。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。