どこか懐かしく、けれど食べたことのない味わい。Z世代を中心に爆発的な支持を得ているのが、かつて昭和や平成に一世を風靡したロングセラーブランドの「ネオレトロ改修」だ。
当時のパッケージデザインやアイコニックな味の骨格は残しつつ、中身の製法には最新の調理科学を投入。たとえば、かつてのココアアイスに「自家焙煎のシングルオリジンカカオ」をブレンドしたり、喫茶店のクリームソーダ味に「本物のメロン果汁と微炭酸感」を閉じ込めたりする試みが相次ぐ。単なるノスタルジーの消費ではなく、現代の上質な舌に耐えうるクオリティへと昇華されたことで、親世代と子世代が同じアイスを囲んで語り合うという新たな光景も生まれている。