本作を語る上で欠かせない最大のハイライトが、志尊淳と横浜流星の共演です。トッキュウ4号・ヒカリ役を演じた横浜流星は、当時まだ現役高校生の17歳。極真空手の世界王者という強靭な肉体とクールな佇まいを持ちながら、どこか人見知りで内に情熱を秘めた横浜と、太陽のように周囲を明るく照らす志尊は、役柄を超えて急速に距離を縮めていきました。
ロケバスでの移動中や過密スケジュールの合間、ふたりは将来の夢や演技論を熱く語り合っていたと現場スタッフは証言します。当時から互いの実力と個性を認め合い、「いつか民放のゴールデン帯や映画の主演として、お互いに成長した姿で肩を並べよう」と約束を交わしていました。この約束は、後に日本のエンタメ界の頂点で現実のものとなります。
志尊淳が2021年に急性心筋炎で緊急入院し、生死の境をさまよった際、誰よりも早く心配の連絡を入れ、復帰後も変わらぬ敬意を示し続けたのが横浜流星でした。2025年以降のインタビューでも、ふたりが公の場でお互いの作品を熱烈に称賛し合う姿は、ファンの間で「特撮史上最も美しく尊い友情」として語り継がれています。トッキュウジャーという過酷な現場を共に生き抜いたからこそ、ふたりの絆は商業的な関係を超えた本物の戦友関係として今も息づいています。