CTワゴンRのスタイリングを決定づけるのが車高のセッティングとホイールマッチングです。しかし、旧規格軽自動車特有の構造を理解していないと、パーツ選びで思わぬ落とし穴にはまります。
まず押さえておきたいのが、サスペンションの選択肢です。現在、CT系専用の新品サスペンションキットは限られていますが、同年代のセルボモード(CN/CP系)やアルト(HA11/21系)用サスペンションとの互換性を活用することで、CT51S ローダウン 車高調のセットアップは十分可能です。減衰力調整式ピロアッパーマウントを組み込み、フロントのキャンバー角を微調整することで、シャープな回頭性と理想のツライチセッティングを両立できます。
さらに極めて重要なのが、PCD(ピッチサークル・ダイヤメーター)の年代差です。ホイール選びを行う際は、以下の仕様違いを完全に把握しておく必要があります。
- 前期型(CT21S初期・1993〜1995年頃の一部):旧規格の「PCD 114.3 / 4穴」を採用。当時モノの旧車ホイール(SSRメッシュ、弥生、ロンシャン等)をそのまま履かせやすい反面、現行流通ホイールの選択肢は狭まります。
- 後期型(CT21S後期 / CT51S):一般的な「PCD 100 / 4穴」へ変更。近代的な軽自動車用アルミやコンパクトカー用純正ホイールの流用が容易です。
この仕様の違いを踏まえたワゴンR CT系 ホイール流用の妙技こそが、通好みな足元を創出する醍醐味となっています。