原作者であるさくらももこ氏が集英社『りぼん』で連載していた原作エピソードを紐解くと、アニメ版以上に尖った姉妹の心理戦が描かれている。作者自身の実体験が色濃く反映されたエッセイ風の描写には、昭和の多子世帯における長女特有の「損な役回り」に対する屈折した葛藤が克明に記されていた。
妹ばかりが甘やかされる理不尽さや、自分のプライベート空間を不法侵入されるストレス。お姉ちゃんが激怒する背景には、単なる目先のワガママへの腹立ちだけでなく、長女として日常的に積み重ねてきた忍耐が限界突破したという、切実な裏設定が存在していたのだ。