磯野貴理子を救った脳梗塞の予兆と現在|元夫の決断と後遺症の真実

磯野貴理子を救った脳梗塞の予兆と現在|元夫の決断と後遺症の真実

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磯野貴理子氏が自宅で倒れたのは、2014年10月23日のことでした。発症当時の年齢は50歳。本人は異変を感じつつも、「少し疲れているだけだから、横になって寝れば治る」とベッドに向かおうとしました。脳血管障害の患者が陥りがちな典型的な油断であり、このまま眠りについていれば、取り返しのつかない事態に陥っていた可能性が極めて高かった場面です。

この危機的状況を救ったのが、当時同居していた24歳年下の元夫でした。本人の言葉遣いにわずかなろれつの回りにくさを感じ取り、顔の歪みや立ち上がろうとした際の不自然なふらつきといった脳梗塞の初期症状を瞬時に「普通ではない」と直感したのです。本人の「寝れば大丈夫」という制止を振り切り、躊躇なく119番通報を行いました。

搬送先の病院で下された診断は、急性期の脳梗塞でした。脳の血管が血栓によって詰まり、神経細胞が急速に壊死していく病態です。脳梗塞治療において極めて重要なのが、発症から治療開始までの時間です。元夫の迅速な通報によって超急性期の血栓溶解療法(t-PA静注療法など)やカテーテル手術が施せる制限時間内に医療機関へ到着できたことが、生命の危機を救う決定打となりました。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。