ブラジルにとって最後のW杯優勝となったのが、2002年の日韓ワールドカップです。ルイス・フェリペ・スコラーリ監督率いるチームは、下馬評が決して高かったわけではありません。南米予選では苦戦を強いられ、チーム崩壊の危機すら囁かれていました。
しかし本大会が開幕すると、カフーとロベルト・カルロスの両超攻撃的サイドバックがピッチを疾走し、中盤でクレベルソンとジルベルト・シウバが汗をかき、前線の3Rが異次元の個の力を発揮。試合を重ねるごとに完成度を高めていきました。
横浜国際総合競技場で行われたドイツとの決勝戦では、ロナウドが相手の守護神オリバー・カーンから2ゴールを奪い、2-0で完勝。キャプテンのカフーがトロフィーを掲げたあの夜から、セレソンの時計は頂点への歩みを止めることになります。