香川県中央部に位置する綾川町は、平安時代に弘法大師空海が唐から持ち帰った製麺技術を甥の智泉大徳(ちせんだいとく)に伝え、智泉が滝宮の実家で両親に振る舞ったという伝説から「うどん発祥の地 滝宮」として古くから語り継がれてきました。
その歴史を体現する拠点だった「綾川町うどん会館」ですが、施設の老朽化に伴い大規模な再整備工事が実施されました。リニューアル完了後の「道の駅滝宮」は、従来の無骨な公共施設のイメージを一新し、木目を基調とした温もりあるモダンデザインへと激変を遂げています。
単なる通過点としての休憩所から「目的地になる道の駅」へと明確に舵を切った結果、20代〜30代の若年層カップルやファミリー層の流入が急増。伝統のうどん文化を守りつつ、現代的な商業施設としての機能性を高次元で両立させた点が、今回のリニューアルにおける最大の成功要因と評価されています。