モルタルとコンクリートの違いを徹底解剖!強度・費用と用途別の使い分け

モルタルとコンクリートの違いを徹底解剖!強度・費用と用途別の使い分け

モルタルとコンクリートの違いを徹底解剖!強度・費用と用途別の使い分けにまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

Q1:インスタントセメント、ドライモルタル、生コンクリートは何が違うのですか?
A1:ホームセンターで売られている「インスタントセメント(ドライモルタル)」は、すでにセメントと砂が乾燥状態で黄金比率配合されており、水を加えて混ぜるだけでモルタルが作れるプレミックス資材です。一方、「生コンクリート(生コン)」は、セメント・砂・砂利・水・混和剤を生コンプラントで練り混ぜ、固まる前にミキサー車で現場へ運ぶフレッシュな状態のコンクリートを指します。

Q2:モルタルの上からコンクリートを流しても大丈夫ですか?
A2:厚みと下地状態によります。既存のモルタル層が薄く、かつひび割れや浮きがある上にコンクリートを打設しても、下地ごと割れて剥離する原因になります。下地が健全であり、かつ打ち増すコンクリートの厚みが最低でも70mm〜100mm以上確保でき、ワイヤーメッシュを入れられるクリアランスがある場合のみ可能です。薄い打ち増しの場合は、専用の接着プライマーを用いた上で高強度補修材を使用する必要があります。

Q3:コンクリートをモルタルのように薄く塗ることはできますか?
A3:できません。コンクリートの中には直径15mm〜25mm程度の砂利(粗骨材)が大量に含まれているため、砂利の粒径よりも薄く塗り延ばすことは物理的に不可能です。最低でも砂利径の3倍程度、実質的には50mm〜60mm以上の厚みがないと骨材同士が綺麗に分散せず、空洞(ジャンカ)が生じて強度が著しく低下します。厚さ30mm以下の薄塗り仕上げを行いたい場合は、必ずモルタル(または樹脂入りポリマーセメントモルタル)を選択してください。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。