息をのむ攻防が続いた一戦は、序盤から激しい球際でのぶつかり合いとなった。2026 FIFAワールドカップ・アジア最終予選という独特の緊迫感が漂う中、先制点を奪ったのは日本の鮮やかなショートカウンター。ハイプレスでボールを奪い取るや否や、素早い縦へのパス供給で相手守備陣の隙を突いた。後半に入っても集中力は途切れず、相手の反撃をシャットアウト。要所を締めくくる盤石の試合運びに、スタジアムは大きな歓声に包まれた。
この試合の指揮をとった森保一監督に対する本紙の独自採点は「7.5」。アウェイの厳しい環境下でありながら、相手の戦術的変化に即座に対応する交代策を的中させた。選手それぞれの距離感を最適に保ち、過過密日程の中でも運動量を落とさないマネジメント能力は見事の一言。プレッシャーのかかる大一番でチームのポテンシャルを極限まで引き出した手腕は、高く評価されて然るべきだ。