犬顔の女優たちが真価を発揮する主戦場といえば、やはり胸を打つ恋愛ドラマや映画だ。代表例として挙げられるのが、興行収入38億円を超える大ヒットを記録した映画『花束みたいな恋をした』である。主演を務めた有村架純のリアルで愛おしい日常演技は、多くの観客の記憶に深く刻み込まれた。
過剰な装飾を削ぎ落とした「等身大の恋愛」を描くとき、犬顔が持つ素直な表情変化や包容力が決定的な役割を果たす。切ない表情で見つめ返されるだけで、胸が締め付けられる——そんな感情の揺らぎを作り出せるからこそ、数々の恋愛ドラマで彼女たちがヒロインとして選ばれ続けているのだ。