ネット検索で「ダッシュ島」と入力すると、関連語句に「現在 放置」「どうなった」といった不穏なキーワードが並びます。こうした憶測が生まれた最大の要因は、番組内における企画の多元化と放送サイクルの変化にあります。
開拓初期の2010年代半ばは、番組の大部分がダッシュ島の開拓記録に充てられていました。石橋の架橋、トロッコ線路の敷設、舟屋の建造など、毎週のように劇的な進展が放映されていた記憶を持つ視聴者も多いはずです。ところが、近年は「DASH海岸」「新宿DASH」「0円食堂」「巨大食堂」といった人気スピンオフ企画が定着し、1つの企画を集中的に流すスタイルから、季節や潮汐、生態系のサイクルに合わせた分散型の放送スケジュールへと移行しました。
さらに、TOKIOのメンバー編成の変化も噂に拍車をかけました。2018年の山口達也氏の離脱、2021年の長瀬智也氏の退所を経て、「株式会社TOKIO」としての新体制が発足。城島茂氏、国分太一氏、松岡昌宏氏の3人体制となる過程で、肉体労働を伴う過酷な開拓作業の継続を危ぶむ声が上がったのは自然な心理かもしれません。しかし、現場の制作関係者の証言や現地取材データを総合すると、「開拓の中断や放棄」は明白な誤認であり、現地では潮の干満や天候の合間を縫って地道なメンテナンスと基礎工事が継続されています。