ネット上のQ&Aサイトなどでは、「ファンミーティングはドレスアップしていくべきか」「一人で行くと浮いてしまうのではないか」という疑問が頻繁に投じられています。しかし、実際の現場を取材すると、ネット上に溢れる噂と実態の間には明確なギャップが存在します。
第一に、服装マナーに関する誤解です。かつての一部ディナーショー形式の名残から「フォーマルなワンピースを着るべき」という言説を見かけますが、現在のホール系ファンミーティングにおいてドレスコードは一切ありません。9割以上の参加者は、ツアーTシャツにジーンズやロングスカートといった「清潔感のあるカジュアルスタイル」で参加しています。むしろ注意すべきは、後ろの席の視界を遮る高めのお団子ヘアや盛り髪、過度な厚底ブーツです。着席時間が長いため、シワになりにくく腰に負担がかからないボトムスを選ぶのが現場の鉄則です。
第二に、ファンミ持ち物リストの最適化です。手荷物検査が厳格化されている現場において、以下のアイテムは必須と言えます。
【ファンミーティング必須&推奨持ち物リスト】
- 顔写真付き身分証明書・スマートフォン:電子チケットの不正転売対策として、入場時の本人照合が年々厳格化されています。免許証やマイナンバーカードは必須です。
- モバイルバッテリー:電子チケットの表示、会場限定のアンケート送信、終演後の連絡でバッテリー消費が激しいため、大容量のものが不可欠です。
- 黒の油性ペン・ボールペン:開場時に「質問カード」を手書きで記入するボックスがロビーに設置されている公演が多く、筆記用具を持参していないと長蛇の列に並ぶ羽目になります。
- 防振または8〜10倍の双眼鏡:着席して演者の細やかな表情変化やリップの動きを凝視するため、手ブレ補正付きの双眼鏡があると没入感が劇的に向上します。
- 規定サイズ内の応援うちわ・スローガン:胸の高さより上に掲げる行為は完全禁止です。発光するペンライトも、公式指定品以外は持ち込み禁止となる規約が増加しています。
「一人参加の居心地の悪さ」を心配する声もありますが、当社の現場リサーチによると来場者の約45%〜55%が単独参加(おひとりさま)です。着席してトークをじっくり聴く構成であるため、周囲と無理に連番を組む必要がなく、一人で推しの言葉に耳を傾ける環境としては通常のライブ以上に適しています。