SNS上の投稿動向や大手旅行コミュニティの口コミログ、そして現地を取材した旅行者の声を丹念に拾い上げると、再整備後の評価において際立って高い支持を集めているポイントが浮き彫りになってきます。
「改修前よりもレンガ一枚一枚の目地(めじ)が際立っており、午後の西日を浴びたときの陰影が美しい」「工事中は巨大な絵が描かれたシート越しでしたが、実物はやはり空気を震わせる迫力がある」といった外観への賞賛はもちろん、敷地内の自然景観とのマッチングに熱視線が注がれています。
代表的な見どころが、赤れんが庁舎に続くアプローチを彩る赤れんが庁舎前庭イチョウ並木と周辺の池に群生する植物たちです。季節ごとのコントラストは格別で、秋には黄金色のイチョウが赤い壁面に鮮やかに映え、冬には雪化粧を纏ったネオ・バロックのシルエットが純白の雪原に浮かび上がります。
さらに、日没後に展開される北海道庁赤レンガライトアップは、夜の札幌散策における主役に返り咲きました。設計者の意匠意図を汲み取った間接配光により、前庭の池の水鏡(リフレクション)に揺れる赤れんがの残像は、写真愛好家や若年層の旅行者からも「息をのむ絶景」としてSNS上で急速に拡散されています。