一般的なプロスポーツ選手の場合、年俸からトレーニング費用やトレーナーの人件費、遠征費、さらには普段の食事代まで自己負担しなければならないケースが多い。対して大相撲の場合、衣食住の大部分が相撲部屋という育成共同体によって保障されている。
どれほど大食漢であっても、部屋で食べるちゃんこ鍋や日々の食費を個人で支払う必要はない。関取が得る月給や手当、懸賞金は、その大半を自己の貯蓄や投資、個人トレーナーの雇用費用などに回すことが可能だ。実質的な手元残金の割合という観点で見れば、他のプロスポーツと比べても極めて高い水準を維持できる構造となっている。