ローソンにおける一番くじの発売開始時間について、ファンが最も混乱する要因は「公式推奨時刻」と「現場のオペレーション」の間に存在する大きな乖離にあります。現在、株式会社BANDAI SPIRITSおよびローソン本部が設定する標準的な発売開始時間は「発売日当日の朝7時」です。しかし、SNS上では「深夜0時に行ったらすでに買えた」「深夜2時に完売していた」という報告が散見されます。
この時間差が生まれる最大の要因は、コンビニエンスストア特有の配送ルートと納品便のタイミングです。コンビニの物流は1日3〜4便の定期便で構成されており、一番くじの景品や販促物(くじ箱や陳列台)は、発売日前日の夜便(20時〜23時頃)または発売日当日の深夜・未明便(2時〜4時頃)に店舗へ届きます。
本部通達では「朝7時一斉スタート」が厳格に求められているものの、フランチャイズ(FC)店舗が全体の9割以上を占めるローソンでは、夜勤スタッフのワンオペ問題やバックヤードの保管スペース不足という物理的制約を抱えています。「荷物が届いたらすぐに検品して売り場へ出さなければバックヤードがパンクする」という店舗側の事情から、深夜の納品完了と同時に棚出ししてしまう店舗が存在するのです。
一方で、近隣トラブルや公平性を重視するオーナー店舗では、発売日前夜に届いた段ボールをバックヤードで厳重に保管し、目覚ましのアラームをセットして正確に朝7時00分にくじ箱をレジカウンターへ配置します。つまり、「発売日の朝7時に並ぶ」のは王道の正解ルートではあるものの、訪れる店舗が「深夜出し容認型」か「朝7時遵守型」かによって勝敗が完全に分かれるのが実情です。