共演経験のあるスタッフたちが一様に口にするのは、ふたりの間にある独特の「空気感」と信頼関係だ。過酷なスケジュールが続く現場であっても、二人が会話を交わすだけでセット全体のリハーサルの緊張感が和らぎ、柔らかな集中力が生まれていたという。
言葉を多く交わさずとも意図を察し合えるプロフェッショナルとしての間合いは、長年のキャリアと互いに対する深いリスペクトがあってこそ成立するものだ。オフカメラで見せる自然体の笑顔と、本番で見せる一瞬のスイッチの切り替えは、現場の若手キャストやスタッフにとっても大きな刺激となっていた。