彼女の原点は、2000年代後半のギャルカルチャーを牽引したファッション誌『Popteen』にある。当時、カリスマモデルの益若つばさを追うように誌面へ登場した鈴木奈々は、細身の体躯と底抜けに明るいキャラクターで読者の心を掴んだ。当時は「細ければ細いほど正義」という価値観が根強く残っていた時代。彼女自身も極めてスレンダーな体型を維持しており、バストのボリュームとは無縁のスタイルを貫いていた。
テレビバラエティへ進出して以降も、体を張った企画や全力のリアクションで激しい運動量をこなす日々が続き、脂肪が定着する隙など微塵もなかった。転機となったのは30代を迎え、自身の女性らしさやこれからのキャリアを見つめ直した瞬間だ。痩せ型特有の貧相に見えがちなデコルテラインを克服すべく、食事内容の見直しと局所的な筋力強化へと舵を切ったことが、後の劇的な変貌のプロローグとなった。