当時の個人ブログやSNS上の発信を掘り起こすと、サービスに対する利用者の生々しい口コミや評判が確認できます。ファンコミュニティからは熱烈な賛辞が寄せられていた一方で、一般層との間には埋めがたい意識の断絶が存在していました。
熱心なエロメンファンを公言するブロガーの手記では、「女性が語るエロメン&男優ブログとして、向理来くんや上原千明くんの出演作を心待ちにしていた」「従来の男性目線のアダルト作品にはない、女性の心理描写や丁寧な前戯の美しさに救われた」といった、切実かつ情熱的な支持の声が数多く残されています。単なる性欲の解消ではなく、情緒的な癒やしやロマンスを求めていた女性たちにとって、安全に視聴できる公式空間はまさにオアシスでした。
しかし、ネット掲示板やSNS全体におけるネットの反応を検証すると、手放しの称賛ばかりではありませんでした。リニューアル時に投入されたリアリティ志向のコンテンツに対しては、「日常的すぎて夢から覚めてしまう」「素人男子企画は求めていた方向性と違う」といった戸惑いの声が浮上。ファン層が求めていた「耽美で紳士的な世界観」と、運営側がマス層の獲得を狙って仕掛けた「刺激的で生々しい企画」との間に乖離が生じていたことが伺えます。
さらに、「月額料金を払っているのに新作の更新頻度が追いついていない」「スマホのブラウザでの操作性に難があった」といったプラットフォーム自体のユーザビリティに対するシビアな指摘も多く、ファンの熱意だけに依存したビジネスモデルの限界を露呈していました。