スモーキーなスコッチといえば、真っ先にアイラ島のシングルモルト(ラフロイグ、アードベッグ、ボウモアなど)を思い浮かべる方が多いはずです。では、同じピート香を売りにするアイラモルトと、マル島のレダイグ10年にはどのような違いがあるのでしょうか。
最大の違いは、薬品香(ヨード感)の質と、麦汁由来のフルーティー&オイリーなボディ感にあります。
ラフロイグが「正露丸や海藻、薬品」のような鋭いシャープさを持つのに対し、レダイグ10年は「野焼きの煙、炭火焼き、オリーブオイル」のような重みのある温かいスモーキーさを放ちます。また、アードベッグが持つレモンライムのようなシトラス感と比べると、レダイグはより熟した果実や麦芽本来の穀物感が前面に出る傾向があります。
「アイラモルトの刺激的な薬品香は少し苦手だが、バーベキューのような香ばしい燻製香としっかりした飲みごたえを楽しみたい」というウイスキーファンにとって、レダイグ10年はまさに理想的な選択肢と言えます。