事件後の再建において決定的な役割を果たしたのが、マネックスグループによる買収と経営体制の刷新だった。金融機関としての堅牢なガバナンスとコンプライアンスが注入され、取引所は劇的な復活を遂げることになる。
創業期から苦楽を共にしてきたCOOの大塚雄介氏と和田氏の関係性は、ビジネスとエンジニアリングの絶妙な共振関係として知られていた。情熱的にビジョンを語り対外的な関係を築く大塚氏と、深夜までキーボードを叩き続けてプロダクトを具現化する和田氏。二人が築いた基盤があったからこそ、組織は崩壊の危機を乗り越え、国内有数のプラットフォームとして再生を果たすことができたのだ。