伝統的なシルバーワークの一方で、カルチャーシーンを揺るがし続けているのが新進気鋭のアーティストとの共闘だ。とりわけMatty Boy (Matt DiGiacomo) コラボレーションプロジェクトは、アパレル市場において爆発的なプレミア現象を巻き起こしている。ポップで挑発的なグラフィックや鮮烈なネオンカラーは、重厚なゴシック世界に痛快なカウンターを打ち込んだ。
ゲリラ的に発信される新作情報の発信源となっているのが、Instagram (@chromeheartsofficial)だ。公式アカウントから予告なしに投下されるティザー画像や限定カプセルの断片は、瞬く間に世界中のコレクターの間で拡散され、争奪戦の火蓋が切って落とされる。伝統に安住せず、予測不能なクリエイティビティで既存のラグジュアリー観を破壊し続ける姿勢こそが、新世代の熱狂を惹きつけてやまない理由だ。