耳を描く際、最も確実な成否を分けるのが「配置」です。顔のパーツに対して耳が上下や前後にずれると、首の付き方や頭蓋骨全体のパースが狂ってしまいます。耳の位置 アタリを取る際は、「眉頭〜眉尻のライン」と「鼻の底面ライン」の2本の平行線を基準にします。
アングルごとに異なる配置のポイントを整理します。
1. 耳 描き方 正面のポイント
正面顔では、耳の上端が「眉のライン」、耳たぶの下端が「鼻の底面のライン」の間に綺麗に収まります。頭部に対して耳は約20度前方に開いて付いているため、正面から見ると耳の厚みや奥行きは圧縮され、外側の輪郭が縦長の楕円のように見えます。側頭部から真横に飛び出しすぎないよう、頭部輪郭のラインに沿わせて配置するのがコツです。
2. 耳の描き方 横顔のポイント
横顔において、耳は「頭部の前後を二等分する中心線」よりもやや後方に位置します。顎のエラ(下顎角)のすぐ真後ろ、首の筋肉(胸鎖乳突筋)が頭骨へと繋がる起点部分に耳たぶが来ます。耳の縦軸は垂直ではなく、頭頂部から後頭部に向かって斜めに傾いている点を意識すると、一気に自然な骨格が立ち上がります。
3. 耳の描き方 斜めのポイント
斜め構図では、手前の耳と奥の耳でパース(遠近感)が発生します。手前の耳は横顔に近い形状で見え、奥の耳は頭部の丸みに隠れて輪郭の先端しか見えなくなります。耳の描き方 簡単な手順としては、まず側頭部に薄い楕円を描き、その中に「アルファベットのC」と「小文字のy」を組み合わせるように軟骨を描き起こすと、迷いなく形を整えられます。