ゴールデン帯のフジテレビ系サスペンスドラマで見せた緊迫感あふれる心理描写は、彼女の多面性を証明する大きな足がかりとなった。疑惑と不信が入り交じる複雑な心境を、セリフだけに頼らず瞳のわずかな揺らぎや吐息で表現する技術は、ベテラン俳優陣からも高く評価されている。
サスペンス特有の張り詰めた空気感から一転、長編映画では息をのむような繊細な静寂を創出する。一過性のトレンドに流されることなく、演じるキャラクターの背景や生い立ちをノート何冊分も書き込んでから撮影現場に入り込む愚直なまでのアプローチが、幅広いジャンルでの重厚な存在感につながっている。