ブルボンを代表するロングセラー菓子「ホワイトロリータ」と「ルマンド」の知られざる開発秘話と味の違いを徹底解説する。まず開発秘話において特筆すべきは、ルマンドのあの独特な「幾重にも重なるサクサク食感」を生み出す専用ラインの構築だ。失敗を重ねた末、極薄のクッキー生地を折り畳んで焼成する独自製法を確立した。手作業では不可能な繊細な層構造を機械化することに成功した瞬間、日本の焼き菓子文化は新たな次元へと突入したのだ。
一方、2つの味の違いと魅力を比べると、その狙いの差がくっきりと浮かび上がる。ホワイトロリータはサクッとした歯ごたえのツイスト状クッキーに、濃厚でまろやかなホワイトクリームを絡めた重厚なコクが持ち味だ。対してルマンドは、噛んだ瞬間にホロホロと崩れるクレープ生地の軽い食感と、甘さ控えめなココアクリームの芳醇な風味が特徴。重厚なミルク感を楽しみたいときはホワイトロリータ、軽やかな層の解けていく食感を味わいたいときはルマンドと、気分の変化に応じた楽しみ方が設計されている。