近年、保育業界を取り巻くリスク管理の視点は大きく変化している。とりわけ重視されているのが個人情報保護と防犯対策だ。街中での散歩中や登下校時に、外部の不審者に子どもの名前や保育士のフルネームを特定されるリスクが問題視されるようになった。
厚生労働省が策定する保育所向けの安全管理ガイドラインでも、子どもや職員の防犯意識向上が促されている。これを受けて、園の外に出る際には名札を裏返して名前を隠せるマジックテープ仕様にしたり、苗字のみのひらがな表記にとどめたりと、状況に応じたセキュリティ設計が標準化しつつある。