今回の調査を主導したのは、国内の主要大学と宇宙航空研究開発機構(JAXA)の技術を応用した民間スタートアップによる共同プロジェクトチームだ。彼らが投入した「量子共鳴マイクロ波レーダー」は、従来の地中レーダーでは不可能だった粘土質の土壌を透過し、水分のわずかな差異から人工的な掘削跡を検出する。
画面に映し出されたのは、一辺が約150メートルに及ぶ長方形の区画だ。その中心部には、これまでに発見されたどの弥生時代の建物よりも巨大な、高床式の殿舎とみられる影が存在していた。現場の専門家は「これは単なる集落の跡ではない。明らかに強大な権力者が儀式を行い、あるいは君臨していた場所だ」と興奮を隠さない。