和歌山県橋本市神野々。弘法大師空海が開いた高野山の裾野に広がるこの地域は、古来より清冽な水脈が眠る地として知られてきた。「ゆの里」の歴史は、井戸を掘った際に湧き出た無菌の天然水「金水」から始まる。続いて地下1,187メートルの深層太古の地層から湧出が確認されたのが、鉱物成分を豊富に含む「銀水」だ。
さらに近年、第3の湧水として発見された「銅水」の存在が、研究者や温泉ファンの間で大きな話題を呼んだ。太古の地球の記憶を宿したかのようなこれらの水は、それぞれ異なる波動とミネラルバランスを持つ。湯治場としてこの地を訪れる人々は、ただ湯に浸かるだけでなく、水そのものが持つ力強い生命力を全身で享受しているのだ。