夜が更けても、西池袋の灯りが消えることはない。終電間際の駅前、あるいは深夜の勤務を終えた人々にとって、この店は最後の砦だ。疲弊した体に熱々のカレーとピリッとしたスパイスが染み渡る。店員たちのキビキビとした無駄のない動きと、温かな一声が、夜の街で働く人々の心を解きほぐす。
深夜帯の迅速なオペレーションは目を見張るものがある。限られたスタッフ数でありながら、調理から提供、清掃までが寸分の狂いもなく行われる。眠らない都市・東京のバックヤードを支えているのは、こうした現場のプロフェッショナリズムに他ならない。