栃木県の県庁所在地はなぜ宇都宮?栃木市からの移転劇と真相を解剖

栃木県の県庁所在地はなぜ宇都宮?栃木市からの移転劇と真相を解剖

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全国47都道府県のうち、県名と県庁所在地名が異なる地域は約4割にのぼります。神奈川県横浜市、愛知県名古屋市、兵庫県神戸市などが代表例ですが、これらは「神奈川市」「愛知市」「兵庫市」という自治体が存在しているわけではありません。

一方、栃木県の場合は県庁所在地が宇都宮市であるにもかかわらず、南西部に「栃木市」が実在します。この複雑な関係性が生まれた要因を紐解くには、明治時代初期の廃藩置県と度重なる府県統合のプロセスを振り返る必要があります。

明治維新直後、現在の栃木県エリアは「日光県」「宇都宮県」「旧栃木県」など複数の行政区画に細かく分かれていました。1873年(明治6年)に宇都宮県と旧栃木県が合併した際、当初は県南に位置する下都賀郡栃木町(現在の栃木市)に県庁が設置されたのです。つまり、誕生当初の栃木県庁は名実ともに「栃木」の地に置かれていました。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。