メイン展示室を抜けた3階の展示室3・4では、同館の核をなす「寺田コレクション」の収蔵品展と、若手作家を紹介する「project N」が常時併催されている。寺田小太郎氏の寄贈によるコレクションは、戦後日本の美術や現代の具象・抽象画を中心に深く多様な絵画世界を形成しており、何度訪れても新たな視点と出会えるのが特徴だ。
一方、「project N」はこれからの美術界を担う若手絵画作家をフックアップする登竜門的企画として知られる。メイン展覧会の熱気に浸った後、静謐な空間で未来の巨匠たちの才能に触れる体験は、この施設ならではの贅沢と言えるだろう。