Vp管とVu管の違いをプロが解剖!肉厚・耐圧性と漏水を防ぐ選定基準

Vp管とVu管の違いをプロが解剖!肉厚・耐圧性と漏水を防ぐ選定基準

Vp管とVu管の違いをプロが解剖!肉厚・耐圧性と漏水を防ぐ選定基準の概要と注目ポイントをわかりやすく整理しました。

Q1:VP管とVU管は、外見だけで見分ける方法はありますか?
A1:最も確実なのは管の側面に印字されているJIS規格表示と型番(「VP」または「VU」)を確認することです。印字が見えない端材の場合、パイプの断面(切り口)の肉厚を観察してください。呼び径50の場合、VU管は厚さ約1.8mmと薄いプラスチック板のようですが、VP管は厚さ4.5mmと重厚な厚みがあります。持った時の重量感もVP管のほうが圧倒的にズッシリと感じられます。

Q2:DIYで庭に立水栓を設置したいのですが、配管にはどちらを買えばよいですか?
A2:上水道の水圧が常時かかるため、必ずVP管(またはHIVP管)を使用してください。VU管は耐圧性がなく、蛇口を閉めた際の水圧や冬場の凍結膨張で確実に破裂します。冬場に氷点下になる地域であれば、耐衝撃性に優れた濃紺色のHIVP管の選定を強く推奨します。

Q3:VP管用の接着剤をVU管に使っても接着できますか?
A3:接着自体は可能ですが推奨されません。VP用接着剤は粘度が高く、クリアランスの狭いTS継手用に作られています。薄肉のVU管に大口径排水継手を合わせる際は、浸透性が高く塗布しやすい排水用(DV用・低粘度速乾性)接着剤を使用しないと、接着ムラによる将来的な排水漏れの原因となります。部材の指定接着剤を厳守してください。

Q4:配管の寿命は何年くらい持ちますか?
A4:直射日光が当たらない屋内や適切な深さの地中埋設であれば、VP管・VU管ともに30〜50年程度の耐久性を誇ります。ただし、屋外に露出して紫外線に晒されている場合、保護テープや塗装などの紫外線対策が施されていないと、5〜10年程度で脆化が進み破損しやすくなります。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。