昭和の黄金期を彩ったアニメを実写映画化する——このハードルの高い試みに挑んだのが、日本映画界を代表する名門・日活と、独自の映像美学を持つ三池崇史監督だ。原作である『タイムボカンシリーズ』の持つポップでシュールな世界観を損なわずにスクリーンへ移植するため、制作陣は細部まで徹底的なこだわりを注ぎ込んだ。
なかでも最大の焦点となったのが、泥棒一味「ドロンボー一味」を率いる女ボスの配役だ。アニメキャラクター独特のプロポーションと気品、そしてどこか憎めない愛らしさを兼ね備えた人物として、深田恭子に白羽の矢が立ったのは必然だったとも言える。