佳子内親王の写真が持つ圧倒的な惹きつける力は、どこから生まれるのか。ベテランの皇室担当記者は、「伝統的な気品と、現代的で親しみやすい感性の絶妙なバランスにある」と分析する。ご公務で全国各地を訪問される際に見せる笑顔や、被災地や福祉施設で人々に寄り添う姿は、一瞬のシャッターチャンスを捉えるカメラマンたちにとって格好の被写体だ。
かつての皇室写真は、厳粛な立ち姿や公式行事の記録が主流であった。しかし現在では、動きのあるアングルやふとした表情の変化を美しく切り取る報道写真が評価される時代へと移行した。鮮やかなカラーコーディネートや流行を品良く取り入れたスタイルは、同世代の女性たちにとってもファッションの参考となり、ビジュアルコミュニケーションとしての役割を存分に果たしている。