では、なぜ一部で否定的な声が上がるのだろうか。ベビー・育児業界の識者や過去の投稿を検証すると、理由は主に3点に集約される。第一に「ビジネスシーンや老後において幼い印象を与えるのではないか」という懸念。第二に「漢字の持つ深い意味や願いが込められていないように見える」という先入観。そして第三に「判子や書類手続きで安っぽく見える」という時代遅れの偏見だ。
しかし、これらは大半が思い込みに過ぎない。育児・子育ての現場で子どもたちの成長を見守る教育関係者からは、「ひらがなだからといって就職や社会生活で不利になることは一切ない」との証言が相次ぐ。名刺交換の場でも、ひらがな表記はかえって一目で名前を覚えてもらえる強力なフックになり得るからだ。