全国展開する大手シネコンチェーンごとに、広告枠の運用思想には細かな差異が見られます。それぞれの特徴を把握しておくことで、より正確なスケジュール管理が可能になります。
TOHOシネマズ:話題作ほど予告編が分厚くなる傾向
TOHOシネマズの予告時間は、通常時で約12〜15分程度です。業界最大手であるためナショナルスポンサーのCM枠が多く、新作映画のプロモーション映像も豊富に割り当てられます。特にゴールデンウィークや年末年始に公開される超大作では、企業タイアップ映像が増加し、本編開始まで15分をオーバーする事例も現場取材で確認されています。
イオンシネマ:地域密着型広告とファミリー向け構成
イオンシネマのCMは何分かという問いに対しては、平均して10〜13分程度が標準となります。大型商業施設内に位置することが多いため、館内専門店のプロモーションや地域企業のローカルCM、クレジットカード会員向けの告知映像が手厚く組み込まれるのが特徴です。アニメ映画などではファミリー向けの予告編が重点的に編成されます。
ユナイテッド・シネマ&109シネマズ:特別スクリーンでの時間短縮
ユナイテッド・シネマの予告編時間や109シネマズのCM時間も概ね10〜12分前後ですが、注目すべきはIMAXやScreenX、4DXといった特別興行スクリーンです。特殊フォーマット上映では、フォーマット専用のデモ映像やカウントダウン演出が上映される代わりに、一般的な企業CM枠が削られ、通常スクリーンよりも2〜3分早く本編へ移行するケースが見受けられます。