Q1:再読文字の「書き下し文」を書くとき、漢字のまま書く部分とひらがなにする部分のルールは?
A1:再読文字は「1回目の読みは漢字のまま、2回目の読みはひらがなにする」のが原則です。たとえば「未見」の場合、1回目は「未だ(いまだ)」と漢字を使い、2回目の返り読み部分は否定の助動詞なので「見ず(みず)」のようにひらがなで表記します。「将」であれば「将に(漢字)〜す(ひらがな)」となります。
Q2:「当」と「応」はどちらも「まさに〜すべし」と読みますが、試験でどう訳し分ければよいですか?
A2:文脈のニュアンスで判断します。「当」は「当然(道理としてそうあるべき)」という意味合いが強く、「当然〜すべきだ」と訳します。「応」は「強い推量(客観的な情勢から考えてそうなるはずだ)」を表し、「きっと〜だろう / 〜するはずだ」と訳します。共通テストの現代語訳問題ではこの訳し分けが正誤の決定打になります。
Q3:短期間で再読文字をマスターするための効果的な演習手順は?
A3:まずは本稿の一覧表にある8種類9文字の「語呂合わせ」と「1回目・2回目の読み」を声に出して暗記してください。次に、学校の副教材や大学受験用問題集の「句形編」にある短文の書き下し問題を20問ほど解き、白文から返り点・送り仮名を再現できるか確認するのが最も効率的です。