「Curiosity」の語源を遡ると、ラテン語の「cura(配慮・手入れ・関心)」にたどり着く。つまり、本来は単に「何かを見て面白がる」という浅い反応ではなく、対象に対して深い関心を払い、丁寧にかかわろうとする積極的な姿勢が含まれているのだ。
英語圏の文脈では、この言葉は多義的だ。人物や態度の「好奇心」を指すこともあれば、美術館やアンティークショップに並ぶ「珍しい品物(骨董品)」を指す場合もある。「Curiosity killed the cat(好奇心は身を滅ぼす)」という有名な諺が存在する一方で、現代の知的社会では「Curiosity fuels innovation(好奇心が革新を駆動する)」という評価が圧倒的だ。言葉の持つ重みが、時と共に変化してきた証左と言える。