CPEのリングで行われるバトルは、既存の格闘技のルールやプロレスの枠組みには収まらない。水着やコスチュームを身にまとった女性たちが、ローションが撒かれた特製マットの上で取っ組み合いを繰り広げる。一見するとコミカルでありながら、その裏には徹底された演出美とキャスト陣の高度な身体能力が隠されている。
リング上で展開される攻防には、技の美しさや痛みのリアリティだけでなく、「見せる」ことに特化した演出が散りばめられている。髪の引っ張り合いや衣装の引っ張り合い、コミカルなマイクパフォーマンスから突如として始まる真剣な関節技の応酬。観客はこの緩急豊かなドラマに一瞬で引き込まれる。ルール無用のバトルに見えて、そこには観客の感情をコントロールする高度なセッションが存在しているのだ。