ハマギクが持つ花言葉は、「逆境に立ち向かう」「友愛」「純潔」「シンプルな美」。荒涼とした岩場や断崖に自生し、波しぶきを浴びながらも力強く咲く強靭な生命力に由来しています。
この花言葉が一層の重みと温かみを持って語り継がれている背景には、2011年の東日本大震災があります。未曾有の大津波によって海岸沿いの町や自然が壊滅的な被害を受けたその年の秋、瓦礫が残る岩礁地帯の片隅で、例年と変わらず真っ白な花を咲かせたのがハマギクでした。塩水を被り土壌が削られた絶望的な環境下でも顔を上げたその姿は、被災地の人々に「もう一度立ち上がろう」という大きな勇気と希望を与え、今日に至るまで三陸の復興を象徴する花として愛され続けています。