台風接近や冬季の積雪・凍結時に最も警戒すべきは、福岡都市高速道路の全面通行止めです。都市高速が遮断されると、普段そこを経由している「都市高路線」や高速バス各線が一斉に一般道へと迂回運行を余儀なくされます。
この迂回措置が発動した瞬間、明治通り、昭和通り、国道3号線などの主要幹線道路は麻痺状態に陥ります。都市高速を走るはずだった膨大な車両が一気に地上に降りてくるため、迂回した西鉄バスも一般車の大渋滞に巻き込まれ、通常なら15分で通過できる区間に60分以上を要する大遅延が生じるのです。
安全基準の観点から、風速25m/sを超える暴風警報発令時や路面凍結によるチェーン規制時には、会社側は段階的な運行見合わせ(間引き運行から全線運休)へと踏み切ります。運行再開の判断においては、現地の路面状況確認と試運転をクリアする必要があるため、天候が回復してから実際に初便が動き出すまでに概ね1時間半〜3時間のタイムラグが発生します。「雨が止んだのにバスが動かない」と感じる場合、現場ではルート上の安全点検や車両の再配置が行われている最中であることが大半です。